気どりながら体操するあいつと擦り切れたミサンガ

気どりながら体操するあいつと擦り切れたミサンガ

セミももう鳴いていない夏の晩。
少年は家の縁側に座り、スイカをほおばっていた。
西瓜をかじっては種を外に吐き出していると、ときおりタネがうまく飛ばずに、自分のお腹や胸に落ちる時もあった。
隣に置いた蚊取り線香の匂いと、うちわで扇ぐ蒸し返す夜、それと西瓜の味。
少年はそんな事を堪能しつつ、残りの夏休みは何をして遊ぼうかな、と思っていた。

●<サイト紹介>●

★★